2016年3月14日月曜日

仕訳は3行仕訳くらいが面白いんだよね!!

日商簿記検定1級の勉強、、、なかなか頑張っております。
やはり、仕訳は1行仕訳じゃつまらないですよね。将棋の一手詰めみたいな感じで歯ごたえがない。考えて考えて、3行仕訳を正解した時の爽快感と言ったら、やめられないですよね(笑)
これがランナーズハイならぬ、仕訳ハイ!

さて、今日は、

第七章:損益会計

を、まあ特に問題なさそうかなあ~なんて余裕な感じで進めていたら、”割賦販売に伴う仕訳”にやられましたよ。。これは今まで進めてきた中で一番難しい。
何が難しいって、同じような事象を表すのに、①販売基準、②回収基準で対照勘定を使う方法、③回収基準で未実現利益を控除する方法、の三種類があるなんて、まったく、どこまで細分化するのが好きなのだろうか。。。なんて言いながら、実はちょっと楽しくなってきたんですが。

仕訳がいろいろ出てきて、1行仕訳では済まなくなってきました。上記の割賦販売では最大3行仕訳でした。これは、なかなか大変ですよ、3行仕訳は難関です。

①の販売基準は、まあ回収できるかどうかはわからないけど、とりあえず売掛金立てちゃいます、という方法ですので、簡単です。だから、売上原価の調整仕訳も必要ない。

②の回収基準は、ちょっと大変です。売掛金は立てません。回収するまでは(Cr)割賦販売契約、(Dr)割賦仮売上、としておく。なんじゃい、仮売り上げって!!!どっちかにせい!!ってちょっと思いました。回収できた段階で上記の対照勘定を取り消して、ようやく売掛金を計上します。

で、ここからが重要。回収基準では売上原価は売り上げを立てた部分のみ、になります。ですので、割賦商品の期首残高(つまり前期から残っている割賦商品)の原価をまず加えなければ、いけません!!(まあ古い商品から売っていきますからね)。で、割賦商品の期末残高の原価を除く必要があります。

(Dr)仕入     (Cr)割賦商品
(Dr)割賦商品  (Cr)仕入

ややこしいですよね~~、一行目は原価注入の仕訳ですよ。原価=COSTだから、Debit側に持ってくるんですよ。ってことだけわかっていれば問題なし。このあたりは実務でも大切な概念です。
実際の問題では、二行目の原価除外の金額算出が一つのキーポイントになります。要は、回収できずに残っちゃった原価を求めるわけで、回収できなかった売り上げ×原価率、というアプローチになりますね。回収できなかった売り上げは、どうすんのよ!はい、そこで対照勘定!!対照勘定は売り上げるたびに消えていくので、対照勘定の残っている金額が回収できなかった売り上げです。

③の回収基準&未実現利益控除法はまたまたこれも良く考えたな~って感じです。まずは、普通に全額売掛金を立ててしまって(笑)、決算仕訳で、回収できてない未実現売り上げ分を控除してつじつまをあわせましょ、、って感じでしょうか。
実践だったら、③を使いたいとこですね。気持ち的に。
ですので、③では売り上げしか調整しないので、割賦商品の原価調整の仕訳が必要ありません。はあ~~、混乱してきますね。

とりあえず、なんだか仕訳が難しくなってきて楽しくなってきました。
これはもう一度やり直すだけの価値のある概念ですよね。

これを乗り切れば税効果会計に突入できます!!、楽しみだなあ~税効果会計

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