2015年3月5日木曜日

上級救命講習は使わないことに価値があるライセンス!?

ライセンスは取得したら、使ってなんぼ、です。使わないライセンスなんて取得する必要がありません。しかしながら、こと上級救命講習に関しては、使わないことに価値があるライセンスと言っても過言ではありません。

私が上級救命講習を受講して、通常の方に比べて自信をもって人を助けることができる、または初動が早くなる、駅や街で人を観察する力が高まる、そんな風に考えていました。

しかし!!

実際は恐怖感があるんです。渋谷駅のエスカレーターの降りる地点で、突然倒れてしまったおじ様がいたのですが、私はそのとき、何もできませんでした。音が「ドシン!」と聞こえたんです、その瞬間、心拍数が一気に上がりました。何が起こった!?この人はエスカレーターの降り口にいるから、安全な場所にどうやって運べる!?色んな考えが頭を駆け巡ったあとで、その男性は立ちあがって、「大丈夫大丈夫」という感じで去っていきましたので、大事には至りませんでしたが、まともに動けなかった自分がなさけなく、そのあと渋谷で買い物をしていたと思いますが、気分が落ち込んだままでした。

それでも、意識は高く持っています。また別の時に、信号を渡ろうとしていたおじいさんが突然横断歩道の真ん中あたりで転んでしまったんです。私は反対側から横断歩道を渡っていましたので、ちょうどその方を前から見ていたのですが、すぐにかけよって、横断歩道から歩道へとサポートしました。信号が赤に変わろうとしていたあのタイミングで、手を貸すことができたのはとても良かったです。ちょうど近くに警備員の方がいらっしゃったので、その方にお任せすることになりましたが、これはとても良い経験でした。

街で突然倒れた時に近くに自分がいたら、絶対に事故には合わせない、という強い思いを持っていこうと思いました。

最初に戻りますが、このようなケースに合わないことが一番良いことなんですよね。今後、使わないライセンスになることを願って。。それではまた明日。

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