貿易の勉強がとても面白いので、どの部分を書こうか迷ってしまいます。今日は~ざんす!シリーズが一杯出てくる、輸入金融について書こうと思います。船会社から貨物を引き取って、早速商売しよう、と考えている輸入者の気持ちになって考えてみると、良く見えてくるんですよ。まず、貨物引き取りのためには、船荷証券が必要で、船荷証券を手に入れるには決済しなければいけない、「え、先にお客さんに売ってから決済したいんだけど」という状態になりますよね。こんなとき、輸出地の買取銀行への支払いを先に済ませてちょうだい、というお願いをすることを、“輸入ユーザンス)”と言います。日本の会社の場合、日本の銀行から国内(本邦)でお金を借りることが多いので、本邦ローンと呼ぶことが多いです。
いや、私はニューヨークとかロンドンの銀行にお願いしたいのよ(笑)、という人は、”外銀ユーザンス”というものがあります。これは輸出者がこれらの銀行を名宛人とする期限付手形を振り出すと、この名宛銀行(ニューヨークとかロンドンの銀行)が引き受けてくれて、先に買取銀行へ支払いを済ませてくれます。輸入地銀行や輸入者は、その手形の期日になるまで支払いを猶予されている状態ですね。
いやいや、新しい手形を作らずにやりたいんだ、という方には、荷為替手形を一覧したときに決済せずに、「引き受け」だけをするという方法があります。これは、輸出者(Shipper)または輸出地銀行が直接輸入者にユーザンスを与えるので、”シッパーズ・ユーザンス”と呼びます。
色々なユーザンスを駆使して何とか資金を確保できた。。と安心していたら、本邦ローンや外銀ユーザンスの期日になって、なんと、商品を売ったお金が回収できてない!ということになったら。。もはやこれまで、、、ではなくて(笑)、実はつなぎ資金として円資金で融資を受けることができるんです。これを跳ね返り金融と言います。跳ね返りってなんで跳ね返りなんでしょうね~。分かる方は教えてほしいです。
いや、俺は跳ね返るとかカッコ悪いことはしたくない!、最初から円資金を借り入れればいいじゃないか、という方には、あるんです。これを”直ハネ(じきはね)”と呼びます。なんか呼び方が面白いですね。
何とか資金の目途も立ちそうですね~、というところで今日はここまでにします。くだらないストーリーを書いて覚えやすくしているので、実態とは違う部分もあるかもしれないですが、ご容赦を。
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