AERA 第三号に、”海外で働きたい 暮らしたい”の特集があったので購入しました。シンガポール、バンコク、パリ、様々な地域で成功する日本人の方々の特集を読み進めていくたびに、あ~こういう生活には憧れるなあと思いつつも、その実態に迫るたびに現実を突きつけられました。海外で生活することは、それほど甘いことではないのです!物価の高いシンガポールでは、例え一度成功してビジネスが軌道に乗ったとしても、その生活を維持するためには努力を継続しなければいけません。そもそも、その段階に届かないで帰国する人の方が多いように思えます。それほどまでに、現地に溶け込み、信用を得ることは並大抵な努力では達成できません。
厳しいコラムが載っていたので紹介します。”海外の生活には多くの敵がいる”、というコラムには、横浜育ちの33歳の女性が、シンガポールで描いた通りのキャリアアップが果たせず、やむなく帰国したときにはむしろ後退してしまったという経験談が紹介されていました。英語が得意だったそうですが、日系企業の現地採用しか見つからず、給料は現地標準の15万円ほど。日本人相手の仕事なので英語力向上も見込めず、大企業への転職もうまくいかなかった。。。よく考えてみると、想定されるストーリーではありますが、そういった悪い可能性を隠してしまうような魔力が、”海外生活”という言葉にはあるのでしょうね。さらに、この方はまだいい方だ、と文章は続きます。もっとシビアなのは、留学そのものでつぶれてしまう人。現地のホームステイ先とそりが合わず、学校の現況にも身が入らない状況が続き、結局英語がほとんど身に着かないまま帰国。アメリカ、という国名を聞くだけでも落ち込んでしまうほどの精神的ダメージを負ったとのことです。全く人ごととは思えないですよね。
成功するのは、積極的でオープンな人だそう。全くその通りだと思います!しゃべってなんぼですよね~!よく沈黙は金、雄弁は銀、と言いますが、私の経験では雄弁は白金(Platinum)レベルです。雄弁な人が時に沈黙を作るからこそ価値があるんです。雄弁であることは周りの空気を変えますし、困っている人を助けることもできますし(勿論傷つけることもありますが)、何より人間らしいと思います。意見があったらどんどん発言しましょう、それでぶつかることでその意見が正しいかどうかもわかってきますし、時に黙ることの勘所も分かってくるものです。
AERAの話に戻しますが、海外で活躍するための準備はしておこうと思いますが、自分から海外勤務やMBAに行くのはやめます!(笑)、怖いですし。適性があるなら、きっとチャンスが巡ってくるはずですので、それを待ちましょう!
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